
伊勢でほんものに出あう場所

神嘗祭 (かんなめさい) 祭典
■豊受大神宮(外宮)
由貴夕大御饌 10月15日(木) 午後10時
由貴朝大御饌 10月16日(金) 午前2時
奉幣 10月16日(金) 正午
御神楽 10月16日(金) 午後6時
神嘗祭は、6月・12月の月次祭と共に「三節祭さんせつさい」と呼ばれ、神宮の最も由緒深い祭典です。浄闇の中、午後10時と午前2時の二度にわたって由貴大御饌の儀が行われ、神宮神田で清浄に栽培された新穀の御飯・御餅・神酒を始め、海の幸、山の幸をお供えし、明くる正午には、勅使をお迎えして奉幣の儀を奉仕します。お祭りでは秋の実りに感謝申し上げ、皇室の弥栄、五穀の豊穣、国家の隆昌、並びに国民の平安を祈願します。
神嘗祭は、両正宮に引き続き25日まで、別宮を始め、摂社・末社・所管社に至るすべてのお社において行われます。なお、両宮の内玉垣には天皇陛下から奉られた御初穂を始め、各地の農家から寄せられた稲束(懸税かけちから)が奉献されます。
■皇大神宮(内宮)
由貴夕大御饌 10月16日(金) 午後10時
由貴朝大御饌 10月17日(土) 午前2時
奉幣 10月17日(土) 正午
御神楽 10月17日(土) 午後6時


御神域から生まれた木
【伊勢の御用材】神宮の「杉」と「檜」の役割の違いとは?伝統工芸作家の作品に見る木の魅力
伊勢神宮をはじめとする伝統的な神社建築や神事で使われる「御用材(ごようざい)」。その中心となるのが「杉(すぎ)」と「檜(ひのき)」です。
どちらも日本の山林を代表する銘木ですが、実はその特性によって、神事における役割が明確に使い分けられていることをご存知でしょうか?
一言でいうと、「神様の領域(社殿)を支える高貴な檜」と、「神事や人々の暮らしに寄り添う万能な杉」という違いがあります。今回は、知っているとより深く伝統文化を楽しめる、2つの木の役割の違いをご紹介します。
"Goyozai" refers to the sacred timber used in traditional shrine architecture and rituals, most notably at Ise Jingu. At the heart of this tradition are two of Japan's most iconic and celebrated trees: Sugi (Japanese cedar) and Hinoki (Japanese cypress).
While both are representative masterworks of Japanese forests, did you know that their specific characteristics dictate distinct, clearly defined roles in Shinto rituals?
In short, the difference lies between "the noble Hinoki, which enshrines the realm of the deities (the main sanctuary)," and "the versatile Sugi, which stays close to rituals and people's daily lives."
Here is a look at how these two trees differ in their roles—a distinction that will allow you to appreciate Japan's traditional culture on a much deeper level.
檜(ひのき)の役割
神域の象徴・社殿を支える「建築の要」
檜は古くから「火の木(社殿を建てる最高峰の木)」とも言われ、
最も格式高い場所に使用されます。
社殿の骨組みと建築美
伊勢神宮の御正殿(ごしょうでん)をはじめ、主要な社殿の柱や梁、壁などの構造材には主に檜が使われます。檜が持つ美しい白さ、緻密な木肌、そして気品ある香りが、神聖な空間を演出するのに最適だからです。
圧倒的な耐久性と「遷宮(せんぐう)」の伝統
檜は伐採されてから200年〜300年かけて強度がさらに増すという驚異的な特性を持っています。20年に一度社殿を建て替える式年遷宮において、解体された古い社殿の檜は、他の神社の鳥居や修理へとリサイクルされ、数百年以上にわたり生き続けます。
伝統工芸作家が引き出す「檜」の美
当店では、この高貴な檜を使い、作家が木肌の滑らかさを極限まで引き出した作品を取り扱っております。手に取るたびに、まるで神域にいるかのような清々しい香りが優しく広がります。



御山杉(みやますぎ)の役割
神事の道具・歴史を紡ぐ「至高の器」
杉は「まっすぐ伸びる木(直木=すぐき)」が語源とされ、境内の荘厳な雰囲い気を作り出す巨木としておなじみですが、御用材としてはまた異なる重要な役割を持ちます。
御神宝(ごしんぽう)や神事の道具
式年遷宮の際に新調される御神宝(神様にお供えする調度品)を収める箱や、神職が使う道具、あるいは神事の特別な器(木器)などに杉が使われます。加工がしやすく、美しい木目が引き立つためです。
巨木の生命力を宿す「御山杉」
境内で長年育ち、台風などの自然災害によってのみ奇跡的 に市場に出る銘木は「御山杉(みやますぎ)」と呼ばれ、その希少価値は計り知れません。
伝統工芸作家が息を吹き込む「御山杉」
作家がその深い年輪と歴史を読み解き、切り出した作品たち。過酷な自然を生き抜いてきた証である「緻密で複雑な木目」は、二つとして同じ表情のものは存在しない、唯一無二の芸術です。



